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塾のスタイル

学校教育というものは、集団授業で行われる。それが基本的スタイルだ。単に各教科について学習をするのみならず、社会性を身につけるのが近代以降の学校の大きな使命であるからだ。一定の成果を挙げていることは確かだし、いろいろと批判はあるものの、学校自体の存在を否定されることは滅多にない。
しかし、各個人の学習力をつけようとするのならば、集団授業のスタイルには自ずから限界があるのではなかろうか。なぜなら、個人個人、顔も性格も違うように、学習内容の理解度や理解スピード違うからだ。加えて、良いか悪いかは別として、教科ごとに好みや得手不得手があることは、否定しようもない事実だ。
だからこそ、学習力の向上を目指す塾・予備校は、個々人の学習状況を十二分に把握していることが、肝要だ。そのため、最近ではコンピューターを導入して、生徒一人一人の学習力を細かく分析して、指導に当てようと試みている塾や予備校もある。これならば、各人の弱点強化には有効であると思われる。しかし、コンピューターによる学習力の分析にもたれすぎては、ある種の危険性を感じる。

    何故なら、その分析もテストによる正解・不正解に基づくものだからである。それも、マークシート式や○×式のテストでは、本当の学習力を知ることはできない。たとえ、正解していたとしても、その問題に対しての理解度が、6割か8割か10割かは、機械は教えてくれない。だから、生徒一個人の理解力を正確に把握した教師による指導体制が整えられた塾・予備校でなければ、コンピューター分析も生かせないであろう。
    最終的には、ハード面(教室の設備・教材・コンピューターによる管理)よりもソフト面(能力ある教師によりきめ細かい指導)を重視している塾・予備校が、現在では「おすすめ」なのではなかろうか。

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